蛍光灯は、ランプの中の水銀原子を、電極から飛び出した熱電子を繰り返して衝突させることで、明るく光る仕組みになっています。蛍光灯でチラツキを感じるのは、この衝突によって起こる点滅との感覚時間が原因です。蛍光灯の寿命が近づくとチラツキ感がより強くなります。それは、点滅から点滅までの時間が機能低下により長くなるからです。
- ラピッドスタータ式
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ラピッド(repid)で「早い」の意。点灯管が存在せず、点灯は即時対応します。蛍光管は専用のもの(FLR)が必要で、普通のスターター式の蛍光灯より太いのが特徴です。ビルや百貨店、駅や会社などの公共施設はほとんどこの方式の蛍光灯を用いています。安定器が大きいことも特徴として挙げられます。ビルなどではビルメンテナンス要員が交換することが多いですが、重量が重いため交換には手間がかかります。特に直管110ワットになると安定器だけで3kg近い重さになるために2人以上の交換要因が必要になることも多いです。
- グロースタータ式
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蛍光管、安定器、点灯管(グロースイッチ)で構成されています。一般家庭では最も普及している形です。スイッチを入れると点灯管が放電し、安定器に電流が流れます。電流は安定器から蛍光管のフィラメントに進み、点灯します。点灯にかかる時間は、従来型の点灯管を使用した場合は3秒程度と蛍光灯の中では遅いです。点灯する際、点灯管から「コトン」もしくは、「コンコン」など若干音が鳴ります。電子点灯管に交換すると約0.6~1.2秒と、通常よりも早く点灯します。安定器は小さいです。
- インバーター式
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こちらも点灯管がなく、交流の商用電源を整流回路で直流化した後、インバーター装置でより高周波の交流電力に交換し、点灯します。即時に点灯し、高周波点灯により発光効率も上がり、ちらつきも少ないです。安定期(回路)構成部品が小型なため、器具の小型化も可能です。一般に、20kHz~50kHzの周波数が使用されグロースタータ方式と比べると明るいですが、蛍光管の値段はそれと比べて高いです。最近はFL・FLR・FHFのランプを共通で使用できるものや100~240Vの範囲内の電圧で使用できるランプフリー・ボルトフリータイプの安定器も出回っています。なお、この安定器は周波数に関係なく、使用が可能です。
設計時間は約40,000時間であるため、一般蛍光灯(12,000時間)の3倍以上です。LEDランプはロングライフを実現します。(250日間点灯/年×12時間/日)これにより一般蛍光灯と違い蛍光管の交換作業や廃棄物処理等のコスト低減が図れます。
透過率を高めるためLEDランプにポリカーボネート等の樹脂素材を採用しました。従来の一般蛍光灯のようにガラスを使用していないため、地震等の災害時に飛散することはありません。また、一般蛍光灯に含まれる水銀が含まれていないため、リサイクル品として回収ができます。
測定はDCモード(400Hz以下)・ACモード(50Hz~20Hzまで)で実施。LEDライトからの漏洩磁界のレベルは低く、人体に影響を及ぼす値は認められません。
LEDランプ・別途器具取付のコンバーター(交流-直流変換装置)共に30ヵ月(12時間/日)の無償保証を実現しました。
自然に近い色温度4,000±500K間で揃え効率良く配置設計する事により省エネ効果も図りました。
光の角度を調整出来る調整ギアを搭載しました。この機能によりフレキシブルな配光を可能にしました。
※ピッチ15度で調整可能※2008年特許申請中